
愛用するには理由がある。
職人愛用の道具たちを紹介するコーナー PRINTMAN’S GEAR。
実に2年以上ぶりのこのコーナー。お忘れの方も多いと思いますが久しぶりに投稿させていただこうと思います。
今回紹介するのは、山と道 THREEというカバンです。
私、桜井の通勤カバン。
デカイですか?デカイですな。
しかし、これが使いやすくて、かれこれ2年弱ほどずっと通勤カバンとして使っている。
このカバン、登山やハイキング用なので、容量は40リットル以上。
本来の姿は↓こんな感じ。

購入した当初は通勤カバンとして使うつもりはなく、バックパッキングキャンプを目的としていたのだった。
ところが、購入して背負ってみると非常に心地よく、キャンプやハイキングでしか使えないのがもったいなく思い、どうしても日常でも使いたくなる。。。
通勤カバンとして使えないものか。。。
私は電車通勤。電車通勤に対応させるため、コンパクトにトランスフォームさせてみた。
このカバンは上部の吹き流しと呼ばれる部分がジップで閉じる仕様になっているのだが、そこを開け放ち、カバンの内部に押し込みカバンの長さを短く。サイドのコンプレッションベルトを最小に引き絞りカバンを薄く。ウエストベルトは外すこともできるが、カバンの後ろ外側に回し、カバン下部のバンジーコード(本来はマットなどを固定するためのもの)に通して固定しておく。
こうすることで、電車内で邪魔にならない程度、座った時に膝の上に載せても、立っている時に自分の腹側で背負っても、普通のデイパック程度の大きさになる。
このカバンは非常に軽量に作られていて、カバン自体の重量は公式サイトによると638グラム。当然荷物を入れなければ軽くて快適。
このカバンの素晴らしいところは、荷物が軽かったとしてもしっかりとフィットして、例え走ったとしてもブレずに安定してくれるところ。荷物が増えたとしても余裕で収納して背負っていけるし、何なら荷物が増えるほどに安定するように感じ、ウェストベルトを締めれば背中と一体化したようなフィット感が増して身体の芯とカバンの芯が合わさったかのように追従してくれている気がする。
真価を発揮するのは会社帰りの買い物の時である。
例えば↓のような子育て世代を悩ませる嵩張るもの2点も


このとおり。楽々背負って両手フリーで持ち帰ることができる。
スーパーでの買い物も怖くない。米、2リットルのペットボトル数本、トイレットペーパー 、ティッシュ、などの大物が余裕で入り背負って持ち帰ることができる。
ネギなどの長尺物はサイドポケットとサイドのコンプレッションベルトで固定。(本来は水筒やトレッキングポールを固定する部分)

米や2リットルペットボトルなどの重量物を背負うときは、ウェストベルトを活用すれば腰荷重で背負うことができより快適に歩くことが可能。(このためにウェストベルトは外さないほうが良い)
このカバンのように軽量系でフレームが入っていないカバンは、パッキング(荷物の入れ方)が難しいと聞いていた。しかし、スーパーで買い物してカゴから適当にポイポイカバンの中に放り込んでも背負いにくくなることはなく、サイドのコンプレッションベルトを絞るだけで中身が暴れずに背中に収まってくれる(ような気がする)。
サイドポケットも容量が大きく、すぐに取り出したい小物類も放り込んでおけ、ポケットの開口部にゴムバンドが入れてあるので適度な狭さとなり、ポケットの中からものが飛び出すことはない。
通勤や買い物だけでなく、休日に子供と出かける場合も大活躍。
子連れは特に荷物が多くなる。カバンにおむつと着替えとおやつとゲーム機などを入れて、サイドポケットには家族分のお茶のペットボトルを入れ、このカバンは(吹流し以外)ジッパーが無くカゴのような状態なので、自分だけでなく妻や子供も隣や後ろから荷物をポイポイ放り込むことができ、寒い季節で子供が「暑い」と言って脱ぎ捨てたアウターも、さらに現地で買うお昼御飯やおもちゃも余裕で収納できる。両手フリーで疲れて寝てしまった子供を抱っこして帰ることができる。
というわけで年間300日以上は背負っていることになるほど私の生活に欠かせない物になっているのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。