
画期的な前処理システムを搭載したインクジェットガーメントプリンターがリリースされるようです。
アメリカのOVALJET(オーバルジェット)。
とりあえず、下記の紹介動画を御覧ください。
これはシステム全体の紹介なので少々長めの動画ですが、開始から2分10秒くらいのところから前処理システムの紹介が始まります。
前処理のことを FOUNDATIONと呼んでいるようですね。
(英語の「 FOUNDATION」には「財団」などの意味の他に、「土台、基礎、基盤」という意味もある)
DIGITAL FOUNDATIONとは、つまり、プリントされるデザインと同じ形に前処理剤を塗布できる。前処理剤も(版を作る必要がなく)デジタルデータから直接プリントできる。(なぜか「inkjet」ではなく「dot-for-dot」と表記されています。インクではないから?)
↓公式サイトの説明の引用です。(Google Chromeの自動翻訳)
デジタル財団
OvalJetの特許取得済みの「ドットフォードット」塗布方法は、設計領域の正確なサイズと形状でファンデーションをデジタルで「噴射」し、腐食、オーバースプレー、前処理ボックス、および汚れを排除します。
これで安定したプリントが実現できるとしたら、インクジェットガーメントプリンターの前処理で懸念されている部分がおおよそ解消されるのかも。。。
前処理剤に関しては以前の投稿をご覧になっていただけると嬉しいです。
OVALJETは「樹脂ベースのファンデーション」とあるので、質感が気になるところ。
以前にもご紹介したように、我々松栄シルクの工場では、2種類のインクジェットガーメントプリンターが稼働しています。
kornitとroq HYBRIDです。
このOVALJETは熱プレス処理が入るので、質感としてはroq HYBRIDに近いのではないかと想像しています。プレスされて表面がツルッときれいな感じなのか?な?
前処理塗布にグラデーション的なこともできるのか?な?できないのかな?
内襟に同時プリントという機能も面白いですなぁ。
(内襟への同時プリントは実はkornitでもできるらしい。。。)
でもこれ、板から抜いたときにプリント面がリブに触ったりしないのかな?
白インクとカラーインクのプリントヘッドはRICOH Gen5で、カラーがCMYKRGの6色機ということらしいけど、それぞれ色とヘッドの数はどんな構成なんだろう。。。
デジタルファンデーション部分では塗布動作が1往復で完了してるっぽい?プリント?ヘッドがすごい数搭載されてそうだけど、どうなってるんだろう
ああ、実機を見てみたい!
日本ではまだ代理店契約をしているところは無いようですね。。。
今後の動向に期待してます!!
改めましてOVALJETの公式サイトのリンクです。
Chromeの自動翻訳などで御覧ください。