工場では各作業員に携帯電話が支給されています。
主に、営業からの
「@@@の納期で@@@@枚いける?!」
「@@@で@@@な@@@って感じのプリントは可能!?」
というような、確認の電話で、メールの返信を待っていたら遅いような至急性のある問い合わせ。
これに工場としての的確な返答が、なるべく早くできることが自社工場の長所であります。
しかし、電話に応対するとなると、作業の手が止まってしまい、肝心な生産が遅れてしまう、という問題も発生します。
特に、自動機は一台につき同時に3人が作業しないといけないので、一人が止まると、全員の手が止まってしまいます。
ほんの僅かな間かと思われがちですが、これが、トータルしてみると作業が進む量が違ってくるのです。
特に、電話が鳴るのが工藤さんです。
自動機チームは案件数が多いので、自ずと問い合わせも増えます。
工藤さんはその膨大な案件を自動機各チームに振り分けたり、使うインクを探したり調色したりと、サッカーで培ったフットワークで工場中を動き回り、自動機チームを稼働させていきます。
言ってみれば彼のパフォーマンスが工場の生産能力を左右すると言えるかも知れません。
動きを、流れを、リズムを止めないために、肩に電話を挟み会話しながら作業を続けるという器用な芸当をできるようになった工藤さん。
なんとかならないものかと思案したところ、
それらの解決のために、AirPodsを導入してみました。
(冒頭画像のiPhoneのとなりの角丸の物体)
耳からウドンが?
いえいえ、Apple純正のワイヤレスイヤホン(マイク)です。
音楽を聴く用だと思われがちですが、マイクも付いているので、そのまま会話ができるのです。
iPhone付属の有線イヤホンでもできますが、それでは作業者の動作に支障をきたします。
他社製も検討したのですが、取り回しの圧倒的楽さ、小ささ、安定性(途切れない)を考慮すると、自ずとAirPodsになりました。
iPhoneに5cm以内に近づけて、ケースを開くとすぐに接続されます。
片耳だけ取り出すと、自動で片耳仕様になります。
片耳だけにすれば周囲の音も聞こえるし、電話の音も聞こえます。
バッテリー持続時間も、片耳ずつ使って、もう片方を充電しておけば、一日中使うことも出来ます。
自動耳検出機能があるので、耳に付けているときだけイヤフォンから音が出て、外すと自動的にiPhone本体のスピーカーから音が出るようになります。
ワイヤレスで、この小ささ、軽さなので、全く作業のパフォーマンスを阻害しません。
iPhoneから数メートル離れても繋がっているので、iPhoneをポケットに入れておく必要がありません。
さらに、音声操作でこちらから電話をかけることもできます。
以下のように設定しておくと便利です。
・Siriを有効にしておく
・「設定」「着信」から、「音声で知らせる」、「ヘッドフォンのみ」を選択すると、電話がかかってくると、最初一回掛けてきた相手の名前を読み上げて(電話帳に登録してある名前)、@@さんから着信ですとSiriが喋って、その後は着信音になる。
AirPodsを指でトントンと叩くと電話に出れたり、Siriを呼び出せたりします。
「ヘイ!Siri!」 と口に出して言わなくていいので、恥ずかしくない!!
常に動きを止めない工藤さん。
これでさらなる進化を魅せてくれることでしょう。
ところで私は、電話しながら作業、というような、マルチタスクが全くできません。
すごいなぁ。
ピンバック: スマートキーボード(旧)の反応が悪くなったら、すぐに新品が送られてきた。〜クレーマーの気分で鼻息荒くしていたら、アップルのプリント技術に驚愕した話 | Shoeisilk Factory Report prepared
ピンバック: スマートキーボード(旧)の反応が悪くなったら、すぐに新品が送られてきた。〜GAFAと対決する気分で鼻息荒くしていたら、アップルのプリント技術に驚愕した話 | Shoeisilk Factory Report prepare
ピンバック: スマートキーボード(旧)の反応が悪くなったら、すぐに新品が送られてきた。〜GAFAと対決する気分で鼻息荒くしていたら、アップルのプリント技術に驚愕した話 | Shoeisilk Factory Report prepare