スマートキーボード (旧)の調子が悪くなった。
「このアクセサリは対応していません」のようなメッセージが出たり、キーボードの反応が遅くなり、ついには全く反応しなくなった。。。
iPadを再起動すると繋がることもあったが、それも長くは持たず、そもそもがBluetoothではない物理接続のメリットである素早い反応と打鍵感が最高だったのに、そんな打てるか打てないかわからない状態なんて使い物にならないも同前。
アップル純正で固めることの利点は、AirPodsの件でも述べたように、シームレス、ストレスレス、待ち時間無しで何も考えずに思い立ったらすぐ行動できることにある。
(過去記事参照 「工場でAirPodsで電話応対」「smart keyboardを使ってみた」)
当ブログもすっかりスマートキーボードで入力することに慣れてしまい、PCのキーボードで長文を入力するのが辛く感じる身体になっていた。
(それはそれでPCのキーボードに問題があるのかもしれない。。。)
そんな体たらくだから、iOSのソフトウェアキーボードなんて打つ気にならない。
「なんで画面の半分が隠れるんだ!!下からにゅって出てきて鬱陶しい!!(iPadを立て掛けて使っているので)角度が打ちづらいんだよ!!」
と悪態をつき、メールの返信も遅れがち。
このままでは仕事も疎かになり家に引きこもるようになり部屋に閉じこもるようになり「ご飯、部屋の前に置いておいたからね」と言われるようになり世界の終末を望むようになり黒いTシャツを着るようになり悪魔が作ったヘビーメタルを聴くようになりマスコミは嘘ばかりで真実はネット中にあると思い込むようになり。。。。
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このままではいけない。
宇宙が消滅してしまう。(セカイ系)
と思い直し、アップルに相談することに。
事前の情報収集としてインターネットで検索をしてみると、どうやらよくあることらしく、なかには新品と交換してもらった、不具合が多いので無償交換期間を3年に延長、などの情報が出てきた。
同時に、いつも効果がないことが多いアップルのトラブルシューティングも試すが、もちろん効果は無し。
(wi-fiを切った状態でiPadの電源を切る。再起動。みたいな。これで繋がることもあるが、また反応しなくなる。ちなみに、スマートキーボードはiPad本体から給電されるので電源ボタンなどは無いのでsmart keyboard側でできることは何もない。)
アップルのサイトにログインし、購入履歴から購入日を確認すると昨年の6月。
一年も経ってないじゃないか!
俄然鼻息が荒くなってくる。
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アップルのウェブサイトから申し込むことにする。
「製品を選択してください」と聞かれても、肝心のsmart keyboardに該当するようなカテゴリが見当たらない。
やる気を出したらこの仕打ち。
絶対に許さん!と間違った闘志が燃え始める。
関係があるであろう、iPadを選択。
むう。。。
ここにもiPadアクセサリーなどのsmart keyboardに関係するようなカテゴリが無い。
どうやらあちらさんは簡単に新品のsmart keyboardを渡す気はないようだ。
仕方なく「修理と物理的な損傷」を選択。何も、落としたり水没させたりして壊した訳では無いのでこのカテゴリを選択するのもクレーマーとしてプライドに油を注がれている気分になる。
次の画面。
一見すると「デバイスがフリーズする、または反応しない」を選択しそうになるが、ここでいうデバイスとはiPadのことなので、これも違う気がする。。。
ガップリ四つに組む気のない相撲っぷりだ。横綱としての品格を疑わざるを得ない。うんざりしながら「該当するトピックがない」を選択。
クリックする指に力が入る。
140字以内で状況を教えろときた。
「スマートキーボードが反応しません。トラブルシューティングに書いてあるような再起動等は全て試しましたが、効果ありませんでした。」と入力。
これを入力するのもPCのキーボードで、ただでさえ鼻息荒くなっている精神状態なので打ち間違いが多くモタモタ。。。
あああああ!スマーーーーーーときーーーーーーぼーおおおおどおおおお!!!
もちろん「今すぐアドバイザーと話がしたい」を選択。
責任者出てこい!
早く新品のキーボードよこせ!
2分も待たせるのかよ!!!
(興奮しすぎて画像を撮り忘れましたが)次の画面でシリアルナンバーを入力しろと言われる。
smart keyboardのシリアルナンバーはキーボード裏面にある。
この裏面はカバー形態の時画面を接する面になるので毛羽立った柔らかい肌触りの布になっている。
ここに細かい英数字が印字されている。
プリント屋としてその技術の高さに驚愕。
毛羽立っているので読みづらいといえば読みづらいが、十分に解読可能。
この表面にこんな細かいプリントを?!!!!
しかも情報としては消えたり欠けたりさせられない文字。
耐久性も求められる。。。
えらいこっちゃ。。。(ゴクリ)
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シリアルナンバーと電話番号を入力すると、2分も待たされないうちに電話が鳴る。
プリント技術にビビってすっかり大人しくなったいた私は、アップルのサポートセンターのオペレーターにペコペコしながら、必死で哀願していた。
私「さ、再起動とかもやってみたんですけど。。。全然動かなくて。。。」
私「か、買ったのは、去年の6月だから、あの、まだ、、、」
オペレーター「その状況ですと修理が必要ですね。集荷と店舗持ち込みどちらがよろしいでしょうか?」
私「集荷でお願いします!」
オペレーター「それでは手配いたします」
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と言って電話が終わっていた。
プリント技術に出鼻をくじかれ必死にペコついていた私は、オペレーターから一言も「新品交換」と言われなかったことに後から気がついた。
大体、プリントしたのはアップルから請け負った会社が凄いのであって、何もアップルのプリント技術を持っている訳では無いのだから萎縮する必要もなかったのではないか。。。
そもそも、よく見たらプリントではないかもしれない。
金型でもって熱で文字の形に溶かして印字する的な、レーザーで焼いて印字する的なやつではないか。。。。?
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修理ってことは、smart keyboardがしばらく使えなくなるのか。。。
ぐう。。。
この交渉力の無さよ!
他の人は新品交換を勝ち取っているというのに、私ときたら相手に丸め込まれてペコついて。。。いつもそうだ。肝心なところで獲物を逃す。。。
。。。そうなのだ。
だいたい、時価総額8000億を超える世界で1、2を争う巨大企業に、1浪の末やっとDランクの大学に入学し、這々の体でなんとか卒業したような中年男性が何を抗うことができようか。。。
いやいや、交渉力とか学力が無いから技術職である工場作業員になったのであって、それを今更何を今更?え?あーもう何もしたくない。家に引きこもって部屋に閉じこもって「ご飯部屋の前に置いておいたからね」と言われるようになって世界の終末を望むようになって黒いTシャツを着るようになって悪魔が作ったヘビーメタルを聴くようになってマスコミは嘘ばかりで真実はネット中にあると思い込むようになって過去と現在と未来が一つになって宇宙が開闢時以来のエネルギーが反転し始め。。。
次の日の朝いちばんで、新品が届きました。
届いた箱に壊れたsmart keyboardを入れて集荷も完了。
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電話したのが前日の午前11時頃。
すごい。24時間も経ってない。。。
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あ、ありがとうございました!
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さて、冗談はさておき、
不具合が頻発しているということは、もともとが無理のある構造なのだろうか。。。
便利さを追求するあまり、耐久性が犠牲になったのか?
だからiPad Pro2018ではコネクタの位置が変わったり全面的に刷新されたのか。。。
疑惑は深まりましたが、24時間以内に新品が送られてきて、爽快な打鍵感でこの文章を打ち込んでいると、
ま、いいか。
という心境になっていました。
長持ちしてくれることを祈ります。
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勉強になったのは、新品交換が目的なら、出荷時間に間に合うように午前中に問い合わせるのが吉。ということです。
同様の症状でお困りの方、我慢せずに電話してみてはいかがでしょうか。
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