僕たちの10周年記念〜初めてでも安心のバー入門編

今年は僕が入社してから10年になる年です。

勤続10年の健闘を自ら讃えようと、同期の工藤さんと2人でお祝い会を開催しました。

場所は港区のホテルのバー………..

僕が入社したのが2008年の2月の終わり頃。

工藤さんが入社したのが同年4月の初め頃。

2008年組はこの2人。

10年なので、記念的な行事をしたいなと思っているうちに、今年も年末が目の前に迫っていました。

スケジュールをやりくりして、やっと予定が合った先日、記念会を開催。

場所は港区。

パークホテル東京。

バー ザ ソサエティ。

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・・・・・・ホテルの?バーに?

お前らが?

ですよね。

ここは僕の前の職場なので、僕としてはとても気軽。(と、カッコつけて言ったものの、実際は当時の先輩方がおられるので、そっちの緊張でドキドキ。。。)

工藤さんはこういうところは初めてなので少々緊張の面持ち。

10周年という節目ならば、2人でこういうところに来てもいいのではないかと思い、大人の社会科見学的な意味も込めてやってまいりました。

こういう場合、無理して自分でオーダーするよりも、バーテンダーさんにお任せした方がいいのです。

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まずは、普段飲んでいるお酒や好みを伝えます。

「普段イイチコとか、堀切特有の謎のお酒ボールを飲んでいます。ウィスキーは苦手なんですけど。。。。」

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あと重要なのが、食後なのか、この前に何かお酒を飲んできたのかを伝えることです。

「缶ビールを飲んできていて、さっきうどんを食べてきました。」

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と、現在の状況を伝えると、出してくれてのがこちら。

これまた貴重なものが。

まあ、美味しい。

10年モノとは思えないほどの華やかさと、樽から出したままのものなので、59%という度数ですがスルスルと飲めて心地良い余韻が残るほど。

(もしかして、僕たちの10年だから、10年モノを出してくれたのかも。と今になって思いました。)

ウィスキーが苦手な工藤さんには、加水用の水を出してくれて、

「同量の水で割るとアルコール感が和らぎ飲みやすくなりますよ。」

と飲み方も教えてくれます。

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次はジン3種。

バーテンダーの石田さんからレクチャーを受けながら飲み比べ。

ジンってこんなに美味しいんだ。

味がまた全然違う。

ストレートで数口味わったら、トニックウォーターを同量くらい加えてくれました。

おなじみのジントニックのはずなのに、トニックウォーターの甘みと苦味が、それぞれのジンに溶け合い、それぞれの変化を楽しめました。

石田さんのトークスキルで笑いながら進みます。

工藤さんの反応を見ながら次の展開が変わっていきます。

写真を撮り忘れましたが、工藤さんが気に入ったジンと同じ蒸留所から出てる何かを飲ませてくれました。

僕もいい気分になっているので、記憶が曖昧に…。

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次は、またウィスキーに戻りました。(たぶん)

スモーキー系の何かです。

この時の提供の仕方が、僕も初めて見るもので、

まず、ロックグラスに丸氷(四角い氷からアイスピックで削り出したもの)を入れ、そこにウィスキーを注ぎ少し冷やして、すぐにストレート用のグラスにウィスキーのみを移す。残ったロックグラスと丸氷に水を注ぎ、ウィスキー風味のチェイサーとする。さらに工藤さんのチェイサーには少量のウォッカが入っていて、それが逆に飲み合わせの良さを演出する…みたいな。

飲み方の変化をつけてくれるので、飲み疲れる、アルコールに口内が痺れることがなく、飲み続けられました。

そして締めがこちら。

バタースコッチとニュースにもなったことのある有名なジャパニーズウィスキーのマリアージュ。

マリアージュとは、飲み合わせが非常に良いということで、単体で飲むより、交互に飲むと口内でお互いがお互いを引き立て合い、無限に飲めそうな旨さを味わえる組み合わせを言います。

バーテンダーの方は、膨大なお酒のパターンから、このようなコンボ、必殺技、を編み出し、独自の奥義としていくつもストックしてあるのです。

普通、緊張した状態で飲み慣れないお酒を飲むと、決まって悪酔いするものですが、(例:クリスマスだからといってフランス料理レストランに行って慣れない料理と慣れないワインを飲んでダウンする、みたいな)

バーテンダーの石田さんのネタとして完成されたトークスキルで緊張が和らぎ、飲み合わせの良いお酒を、無理のない飲み方で提供してくれたので、初めての工藤さんも最後まで良い気分で飲めたようです。

最高の酔い心地。

ごちそうさまでした。

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さて、もう一軒。

こちらもホテルのバー。

芝パークホテルのバー ザ フィフティーンへ。

パークホテル東京の親ホテルで今年で70周年のホテル。その中で35年以上の歴史を持つバーです。

ここも僕の以前の職場で、というか、お酒の種類も飲み方も知らないかった僕は、ここで育ててもらったのでした。

僕がいた10年前(正確にはもうすぐ11年前)からはスタッフも入れ替え、規模の縮小、方針の転換などいろいろあったようですが、

この文化遺産のようなカウンターとバックバーは健在。

そしてそこには天才バーテンダー 上野さんが。

芝パークホテル バー ザ フィフティーンのヘッドバーテンダー 上野恵一さん(写真左)

駅までの帰り道をコースターの裏に書いて説明してくれる上野さん。

ここでもまた素晴らしいお酒をいただきました。

この時にはだいぶ酔っていたので記憶が曖昧ですが、写真を見る限り「グレンドロナック21年」と書いてあるので、かなり貴重なお酒を、何かとマリアージュさせて提供していただきました。

前職の方々のおかげで、最高の10周年会になりました。

ありがとうございました。

これからも頑張ります。
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お店の紹介
●パークホテル東京 ザ ソサエティ
https://parkhoteltokyo.com/bar/

●芝パークホテル バー ザ フィフティーン
https://www.shibaparkhotel.com/restaurant/fifteen.php

僕たちの10周年記念〜初めてでも安心のバー入門編」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 私の本棚〜アンソニー・ボーデイン「キッチン・コンフィデンシャル」 | Shoeisilk Factory Report prepared by Sakurai

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