愛用するには理由がある。
工場で使っているお気に入りの道具たちを紹介するコーナーPRINTMAN’S GEAR。
果たして、シルクプリント職人のことをプリントマンと表記するのは正しいのかどうかは気にしないでください。
今回紹介するギアはこれ。
kensingtonのトラックボール。
私、桜井が長年愛用しているトラックボールです。
正式名称は
Expert Mouse Optical Trackball
トラックボールとは、昔のマウスを裏返して、逆に玉の方を転がしてポインターを動かすような入力機器です。
松栄シルクに入る数年前、ホテルのバーで働いていた時に、Macに詳しい先輩が使っているのをみて、憧れて購入しました。(思えばMacを教えてくれたのもこの方でした。お世話になりました…。)
それ以来ずっと壊れずに使い続けているので、かれこれ12、3年くらい使っていることになります。
これの利点は、設置位置が固定され、腕も机に置いたまま指先だけ動かせばいいので、通常のマウスのように手を浮かす必要がなく、手首の負担が減ります。
また、マウス本体を動かすスペースが必要ないので、特に大画面、デュアルディスプレイなどで効果を発揮します。
画面内を大きく動かすとき、マウスだと一回空中に浮かせて戻す、というような動作が必要ですが、トラックボールだと、その場でコロコロ〜っと勢いよく転がせば良いのです。
また、繊細な操作もできます。ボールが大きく、適度な重さがあるので細かい動きもできるし、本体が動かないので、マウスのようにクリックした衝撃でポインタがズレるということもありません。
ボールの周りにリングがあってそれを回すとスクロール、リングが大きいので勢いよくカラカラ〜と回すこともできます。(この回転音がプラスティック的でチープに感じるという意見もあるようです…。)
ボタンが4つあり、無料ソフトウェアでファンクションキーなどいろんなボタンを割り当てて、同時押しの組み合わせで多彩なパターンが設定できます。
僕はこれにPhotoshopのよく使う操作を、ショートカットやアクションを組み合わせて、ホワイト塗りつぶしやブラック塗りつぶし、Japancolor2001にカラープロファイルを指定などを、クリックひとつ(又はshift、Ctrlキーなどと組み合わせて)でできるように設定しています。
毎回メニューから選択するよりも早いし、キーボードショートカットより、キーボードに手を移動させず、マウスに手を置いたまま操作ができるので、使用頻度が多い機能ほど作業スピードが上がって気持ちいいリズムを生み出してくれます。
この製品の凄さは未だに現役で販売されているところからもわかります。
(KensingtonWEBサイトより)
10数年の間に新製品も出ているようです。
僕が買ってから、新しく出たのが少し平べったくなって未来的なデザインになった、SlimBlade。
その後、僕が使っているタイプのワイヤレスバージョンが出たようです。
新製品やアップデート品が出ても、まだ現役で販売が継続されているということは、それほど愛用している人が多いということでしょう。
未来的なSlimBladeのほうは、平べったくなって角度がなくなった分、ボタンがクリックし辛いという人もいたり、
ワイヤレスが出ても、やっぱり優先の方が反応速度などに信頼度がある。というユーザーが多いのかもしれませんね。
左右対称デザインなのと、前述のボタンの機能のカスタマイズで、右手でも左手でも快適に使用出来るのもロングセラーの理由の1つでしょう。
ちなみにAmazonでは…
なんと!
1番高いじゃないですか!!
うーん、slimのやつ、やっぱりカッコイイなぁ。
こっちのほうが安いんだったら、買い換えようかなぁ。
でも使いづらかったらやだなぁ…。
どのバージョンでもマウスにしては高額だと感じる人もいるかもしれませんが、毎日使うもので、しかも10数年間使えるモノですから、決して無駄な投資ではないと思います。
使い方のコツは、机の高さと椅子の高さを調整して、本体の置く高さ、腕を置く高さを、手首の角度が負担にならないようにすることです。
本体の位置が低いと手首の角度が急になり、負担がかかってしまうので…
僕は、こんな感じでタオルなどを挟んで楽な角度になるようにしています。
あと、ボールの回転が鈍くなってきたら、中を掃除すると良いです。
ボールが簡単い取れるので、中のボールを支えている部分に手垢と埃が混ざったモノが付着しているのでそれを取り除きましょう。
アルコールでボールを拭いてしまうと回転が悪くなるので、適度に手の油分をボールに塗っておきましょう。
通常のマウスで手首痛めている人!おススメですよ!
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