iPad Pro 12.9インチ スマートキーボード Apple Pencilを使ってみた

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社内の情報インフラ強化のため、端末のテストを兼ねて、iPad Proとその周辺機器を導入してみました。

よく比較検討されがちなのが、iPadかMacか。

ですが、これは、結論はもう出ていて、iPad ProはMacBook等とは全く別物です。

後述しますが、文章を書くだけ、なら、断然iPad Proとスマートキーボードだと思います。

 

 

iPad Proも所詮はiOSでしかないので、ちょっと手の込んだことをやろうとすると、途端に都合が悪くなります。そのかわり、単品の機能を使いたいなら、iOS端末の方が手軽です。

MacのOSの標準機能が優れまくっている(Finder、Automator、ディスクユーティリティ、ターミナルコマンドなどなど)ので、そこはiOSでアプリを組み合わせたとしても、対応力が断然違います。

で、そんなこと言うと、WindowsのタブレットPCのほうがいいじゃん!安いじゃん!っていう人が出てくると思いますが、価格の安いWindows端末は、動きが遅いです。

万一、安くて動きが良いと感じても、耐久性に問題が出てくるはずです。

道具とはそういうものです。

ただし、求める動きの良さや、使う頻度によって変わってくるので一概には言えませんけどね。

タブレットPCというのも曲者で、両方の機能がある、と言えますが、タブレットにしては重いし、PCにしては貧弱というどっちつかずの代物とも言えます。

但し、数年前に4万円くらいのWindows8(タッチできるが売りだったOS)が入ったPCを自宅用に購入したが、動きが悪すぎて使い物にならなかった経験が一度あるだけなので一概には言えませんけどね。

 

僕は、仕事での必然性から、iPad、Mac、WindowsPCをごちゃ混ぜで使う環境になっていて、iPadの圧倒的手軽さという利点もわかっていたので、それがiPad Proになったら、もう少し能力が拡張するのではないか?と期待したわけです。

 

MacやPCと違うところはWebブラウザの仕様の違いも大きかったです。

大抵のWebブラウザは自動的にタブレット端末用の表示にされてしまいます。

「デスクトップ用の画面を表示」みたいな機能もありますが、それを使っても、デスクトップのようには挙動しないのでした。

ここも、プロなら!みたいな願いもあったのですが、前述したようにiOSはiOSでしかなかったのでした。

残念!

ただし、iOSもSplit View(画面分割)やドラッグアンドドロップができるので、ファイルの視覚的な移動や統合は、iPad Pro12.9にして画面が大きくなって処理能力もあがっているので、とてもヤッテイル感が味わえてわかりやすくて良い面もあります。

 

 

さて、前置きが長くなってますが、

 

◎良いところ◎

 

まずは大きさ。

iPad Pro12.9インチ。発売当初は、街で見かけても、こんな馬鹿デカイの誰が使うんだよ!?冗談かよ!

…なんて思ってしまっていたのですが、

この大きさ、A4とほぼ同じ大きさ(12.9インチの画面の方が若干小さいくらい)になるので、書類を扱う場合、紙との違和感が少ないんですね。

ペーパーレスを目指す場合、画面と紙とのハードルが、大きさが同じくらいというだけでこんなに低くなるのは大きな発見でした。

 

スマートキーボード の打刻感、反応早い。矢印キーが嬉しい。

画面が隠れないのはもちろんのこと、キーボードショートカットが超便利!!commandボタン長押しで、ショートカットキー一覧が表示されます。キーボードでホーム画面に戻れたり、起動中のアプリが切り替えられたりするのが便利〜!ブラウザ使用時も、新規タブや検索窓にカーソル入れるのもキーボードでいけるから、検索など調べ物も捗る捗る。

もちろんMacのキーボード配列を基本としているので、「英数」「かな」キーがスペースキーの両サイドにあって最高。

キーボードのサイズ、というかiPad Pro12.9インチの幅(横向きで)がデスクトップやノートPCのキーボードと同じくらいのサイズなのも打刻しやすい理由かも。

マグネットが強力で意外としっかりくっついている、カバーとしても意外と薄い。薄さと丈夫さと遅延の無さ充電の必要の無さと打刻感の両立が凄いとしか言えない。

触り心地は、布を圧着したような作りでサラッとしていて気持ちよく、キーボードに隙間が無いので埃等が入る心配がない。

膝の上に置いてもしっかり立ってくれる。

幅やサイズが自分には合っていて、デスクトップのキーボードより打ちやすい。ノートPCと比較しても、トラックパッドの部分(キーボードの下のスペース)がないので手の位置?が楽。膝の上に置きやすい。

さてさて、iPad Pro最大の売りとも言えるかもしれないペンシル。これが何の違和感もないのが凄い。反応は、アプリにもよると思う。純正アプリは特に反応が良い。クラウド上のファイルに書き込もうとすると、データの読み書きの時間が必要なので反応が悪くなることがある。

画面が滑るのが気になる場合は、保護フィルムのシリーズでペーパーライクシートを貼るのをお勧めする。これを張るとサラサラしたマットな触りごごちになるので、ペンシルの摩擦抵抗が増え、より書いてる(描いてる)感触が味わえます。

でも貼ったら画面が曇った感じになりました。当たり前だけど。

 

 

▲デメリット▲

大きい=重たい。スマートキーボード 付きだとなおさら重い。
スマートキーボードがiPad本体を縦向きで使えない。(これはスマートキーボードがBluetoothではなく、iPad側面のコネクタで物理的に接触して接続されているからで、故にキーボードに充電が必要ない。)

充電が遅い。これは最大のデメリットと言えると思います。サイズが大きくなっても充電アダプターは変わらないので、大きさと充電スピードはトレードオフなんでしょうが、ここはほんと何とかしてほしいなぁ。日中の作業には何とかバッテリーは持つのですが、夜、充電を忘れると、翌日、充電ケーブルを繋ぎっぱなしにしていないといけないので、行動が制限されるのです。

 

ペンシルのバッテリーが意外と減る。
数日は使えますが、一日中使うと無くなるかも。充電もそれほど高速ではない。
(使う直前に数秒充電すればいいと思っていた自分が悪いんですけど…。)

《追記》2018年10月22日

ペンシルの充電は、ライトニングケーブルの方が早いと思いこんでいて上記のように書いてしまったのですが、iPad本体に挿して充電したほうが圧倒的に早かったです。それこそ、使う直前に数分で十分です。

 

スマートキーボードを使う形態(iPadを横向きに立てた状態)だと角度的にペンシルでの記入が辛い。丸印など図形なら描けるが、文字を書こうとすると辛い。

 

 

ざっと、軽く格好良くレビュアー気取りでまとめるつもりが、とんでもない乱文乱筆になってしまい申し訳ございません。

今のところ声を大にして言えるのは、ただただ文章を打ちまくりたいという人はMacBookよりも、iPad Proとスマートキーボード をお勧めしたい、ということです。

(現在では、iPad Pro12.9インチとスマートキーボード をあわせて買う方が、MacBook Airの最安モデルより高くなってしまいます。でも、この打刻感と手軽さは、発想の質は量に担保されることを、文章を書きつづけ試行錯誤することによってしか打開できないことを知っている人にとっては、数万円の差を埋めても余りあると思うのです。)

 

今まで使っていたiPadAirからの移行もスムーズでした。

この↓の認証方法が未来感アリアリ。

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新しい方の画面の動く青いモヤモヤを、今まで使っていたiPadのカメラに収めると認証完了。

その後、バックアップから復元して移行完了。

 

プリント作業中の配置。インクジェットを操作しながらのメール確認、返信などが楽。

指示書もPDFでiPadに入れてあるので、楽。

Googleスプレッドシートでスケジュール管理しているので、全体の状況を見ながら戦略を組める。

プリントしながら、次の次の次くらいまで生産計画を組んで、案件と案件の間のアイドリングタイムをなるべく減らし、生産効率を上げる。

インクジェットは一台しかないので、とにかく隙間を作らずに稼働させ続けることが重要になるのです。

 

次回は、PDFで(なるべく)ペーパーレス化の話でも書くかもしれません。

数年前にiPad導入時にチャレンジして挫折していましたが、今はインフラが整い、とても優秀なアプリがあって劇的に便利になってました!!

iPad Pro 12.9インチ スマートキーボード Apple Pencilを使ってみた」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: スマートキーボード(旧)の反応が悪くなったら、すぐに新品が送られてきた。〜クレーマーの気分で鼻息荒くしていたら、アップルのプリント技術に驚愕した話 | Shoeisilk Factory Report prepared

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