PRINTMAN’S TRIAL~同じ場所に160回プリントした男。

 

「Tシャツプリントは、質感を持った立体物である。」

 

という言葉を体現した男がいました。

 

 

数年前にある職人が「やってみた」モノが発掘されました。

 

長台。水性。通常の版、通常のラバーインクで、同じ場所にプリント→乾燥→プリント→乾燥…。をとにかく繰り返した結果。

このようになるようです。

厚膜版とかではなく、通常の膜厚の版、通常のインク、ということは、みなさんが普段見ているTシャツにプリントされた状態のモノが、回数を重ねると、こうのようになるんですね。

 

↓にメモが残されています。

img_2547.jpg

 

このメモによると、4色のインクを、この回数分色を変えながらプリントしたということでしょう。

 

プリントの厚みが増してくれば、それだけクリアランスを調整しながら、不安定になる版を的確に合わせながら、ただただ繰り返す。もちろん手刷りで。

 

 

上司が、興味本位9割:練習1割くらいの感覚で軽く放った言葉、

「やってみろ」

の一言を、ただただ実直にやり続けた男。

 

 

このルックスからも、任務を守る従順さが伺える。

明らかに自分より人として劣る先輩も、決して見下さず、立ててくれる。

さらに、この男、書く字がとってもキレイ。(上記のメモは、他の人が書いた模様)

 

ああ、私が日本史に詳しかったら、うまいこと戦国時代の武将を挙げて、その武将に重用されることだろう、とうまいこと喩えたいのに…。

 

そう、まさに長台の懐刀。

 

その名は、大河原。

 

(名前まで侍感あるなぁ。)

 

 

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